飛行機事故

 オーストラリアは大きくて人口希薄な国ですから、航空網が発達しており、小型機で運行している小さな航空会社もたくさんあります。飛行機が沢山飛んでいるという事は事故の可能性も高い訳で、飛行機の遭難事故をしょっちゅう耳にします。

 先日関西空港行きのアンセット航空のジャンボが緊急着陸、主輪が出ないという事故を起こしました。アンセット航空のジャンボはシンガポール航空から買った中古だそうです。小型機やヘリコプターが行方不明、なんていうケースはざらですが、広い大陸だし、目撃者もいるわけが無し、発見するのが困難です。今度すべての機は遭難した場合に備え発信機を装備するのが義務になるそうです。

 その外に問題になっているのが航空安全管理の監督官庁にまつわる疑惑です。先日事故を起こした小型機を運行する会社は、今までにも事故歴があり、パイロットも安全管理に問題があると指摘していました。なぜそんな会社に運行許可が出たかが問われ、責任者の首が飛びました。

 しかし驚いたのは Civil Aviation Authority というこの官庁は独立採算制なのだそうで、運行許可を求める会社から料金を取って運営されているのだそうです。この辺が汚職の温床になりやすい原因で、今回もちょっと怪しいと噂されています。